女流陶芸家 辻 輝子
Female Potter TERUKO TSUJI
1920年(大正9年)8月2日、
実業家の父、辻清吉、母、とみの長女として東京・日本橋に生まれる
日本の女流陶芸家の草分け
東京都中央区日本橋出身
仙台万華鏡美術館名誉館長
2010年(平成22年) 4月6日 平成の天皇皇后両陛下、自宅及び工房に来訪
夫:日本犬研究家の斎藤弘吉
弟:陶芸家の辻清明
子:陶芸家の辻厚成
孫:万華鏡作家の辻美里
孫:陶芸家の辻厚志
略歴
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- 1920年(大正9年) 東京・日本橋生まれ
- 1937年(昭和12年)17歳 / 日本橋三越にて濱田庄司展を見て陶芸の美に目覚める
- 1938年(昭和13年)18歳 / 駒沢高等女学校(後の駒沢学園女子高等学校)卒業
- 1938年(昭和13年)18歳 / 大森光彦、富本憲吉に陶芸を、浅香金四郎に日本画を師事
- 1939年(昭和14年)19歳 / ニューヨーク万国博覧会出展
- 1941年(昭和16年)21歳 / 東京・世田谷若林に築窯
- 1941年(昭和16年)21歳 / 東京府現代工芸美術展「飾り箱」特賞受賞
- 1941年(昭和16年)21歳 / 国画会に作品を出品し特選
- 1941年(昭和16年)21歳 / サンフランシスコ万国博覧会出展
- 1942年(昭和17年)22歳 / 東京府現代工芸美術展特賞受賞
- 1942年(昭和17年)22歳 / 女流美術展に作品を出品
- 1942年(昭和17年)22歳 / 息子で陶芸家の辻厚成が誕生する
- 1946年(昭和21年)26歳 / 新匠工芸展出品
- 1947年(昭和22年)27歳 / 新匠工芸展出品
- 1947年(昭和22年)27歳 / 九谷の森一生に師事
- 1948年(昭和23年)28歳 / 陶器でアクセサリー制作を創案、ガス窯で試作
- 1949年(昭和24年)29歳 / 二科展に出品
- 1949年(昭和24年)29歳 / 『婦人画報』に「火のいたずら」奇稿
- 1949年(昭和24年)29歳 / 岡本太郎と交友始まる
- 1950年(昭和25年)30歳 / 陶器アクセサリー、土門拳の撮影により『婦人画報』に紹介
- 1950年(昭和25年)30歳 / ピカソの依頼によりピカソ原型のペンダント《美女》《野獣》を制作(ピカソ展)
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- 1951年(昭和26年)31歳 / 日本橋高島屋にて個展、以後各地で開催
- 1955年(昭和30年)35歳 / 棟方志功と交友始まる
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- 1955年(昭和30年)35歳 / 北大路魯山人と交友始まる
- 1955年(昭和30年)35歳 / 硬質陶器製法の新手法を考案し特許を申請する
- 1956年(昭和31年)36歳 / 硬質陶器製法の特許が認可される
- 1957年(昭和32年)37歳 / インディラ・ガンジー元インド首相、辻工房へ来訪
- 1959年(昭和34年)39歳 / 国立近代美術館招待出品
- 1965年(昭和40年)45歳 / メキシコ国立近代美術館出品
- 1965年(昭和40年)45歳 / 孫で万華鏡作家の辻美里が誕生する
- 1970年(昭和45年)50歳 / 静岡県伊東市宇佐美に「孔雀窯」を築く
- 1972年(昭和47年)52歳 /『手作りの陶芸』を婦人画報社より出版
- 1976年(昭和51年)56歳 / 孫で陶芸家の辻厚志が誕生する
- 1978年(昭和53年)58歳 / 東宮御所にて辻輝子陶芸展
- 1978年(昭和53年)58歳 /「クレマンソー香合コレクション」の里帰り展を企画
- 1985年(昭和60年)65歳 /『辻輝子 花の画集』を藝林社より出版
- 1986年(昭和61年)66歳 / 東宮御所にて辻輝子陶芸展
- 1988年(昭和63年)68歳 / 作品集『陶の華』を藝林社より出版
- 1989年(平成元年) 69歳 / 静岡県川奈に築窯
- 1991年(平成3年) 71歳 /『彩陶の美 辻輝子の世界』ノーベル書房より出版
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- 1994年(平成6年) 74歳 / 静岡県伊豆高原に「辻輝子 陶の華美術館」が開館
- 1994年(平成6年) 74歳 / 伊豆新聞にて自伝的エッセイ「思い出の記」連載執筆
- 1995年(平成7年) 75歳 / 佐野美術館にて企画展を開催
- 1996年(平成8年) 76歳 /『万華鏡ー陶に魅せられた私の75年』を講談社より出版
- 1999年(平成11年)79歳 /「仙台万華鏡美術館」開館、名誉館長に就任
- 2000年(平成12年)80歳 /『人生は万華鏡 辻輝子』を仙台万華鏡美術館より出版
- 2002年(平成14年)82歳 / 敬宮愛子内親王の万華鏡を制作
- 2003年(平成15年)83歳 / 日本橋三越にて孫・辻美里と万華鏡コレクション展示
- 2004年(平成16年)84歳 /「辻輝子 陶の華美術館」閉館
- 2004年(平成16年)84歳 / パラミタミュージアムにコレクションを収蔵
- 2005年(平成17年)85歳 / パラミタミュージアムにて「辻輝子展ー彩陶の美ー」開催
- 2009年(平成21年)89歳 / 仙台万華鏡美術館にて卒寿展
- 2010年(平成22年)90歳 / パラミタミュージアムにて
- 「辻輝子展 動植物図鑑ーあでやかな花鳥草木文と画題の図鑑解説ー」開催
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- 2010年(平成22年)90歳 / 第8回「和の万華鏡展」世田谷美術館区民ギャラリーにて特別出品
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- 2017年(平成29年)97歳 / 辻輝子・辻厚成・辻厚志「東京陶芸三代展」TOKYO ART MUSEUMにて開催
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- 2017年(平成29年)97歳 / 10月23日歿、享年97歳
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- 2020年(令和2年) / 上皇后陛下美智子さまより、辻輝子作品7点がパラミタミュージアムに寄贈
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- 2021年(令和3年) / パラミタミュージアムにて「女流陶芸家の草分け 辻輝子展」開催
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- 2022年(令和4年) /「土とかたり、炎とかたり」 東京陶芸家 辻厚成 作陶75年展 - 親子四代 -
- (辻輝子、辻厚成、辻厚志、辻力太、辻元人) 特別出品/ASJ TOKYO CELL
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- 著書
- 「手作りの陶芸」、「花の画集」、「陶の華」、「彩陶の美 辻輝子の世界」、
- 「万華鏡ー陶に魅せられた私の75年」、「人生は万華鏡」等